LHnews/ 相続ニュース
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2019.03.22
【勉強会レポート⑨】借金をすれば税金は減るのか?
(前回までのあらすじ)
守口市にて開催している「不動産相続の相談窓口」が行う
相続勉強会に参加した財子とラッキー。
先生からは相続において誤解されていることが多いことを
教えてもらいました。
・借金すれば相続税が減る?
・相続問題はすぐに弁護士?
・相続の専門家はやっぱり税理士?
さて、これらはどう誤解をしているのか?
紐解いていきましょう。
※記事の性質上、対話形式に進めておりますが実際の勉強会では
質問はもちろんOKですが私語はご遠慮下さいませ。
誤解その1.借金をすれば税金は減る?
先生「借金をすれば税金は減ると勘違いされている方、結構いらっしゃるんです」
財子「あれ?でもよく聞くよね?違うんですか?」
先生「”借金をすれば”…ではなく、”何に変換するか”で変わるということを覚えて頂ければ良いですね」
財子「…???」
先生「例えば1億円の土地があります。そして銀行から1億円の融資を受けました。すると…
(1億円の財産)—(1億円の負債)=0
という計算になると思いますか?」
財子「そうなる…と思ってたけど」
先生「答えはNOです!」
財子「ヒェッ!?どうして!?」
先生「先ほども申し上げた通り、1億円の融資を「何に変換するか」が大切になるんです」
財子「何に変換…したらいいんですか?」
先生「1億円の現金で建物を建築して頂きます、そうなると固定資産税上の評価が変わってくるんです。詳しい計算はステップ4にてお伝えします」
先生「まずは融資を受けたお金をそのままにするのではなく、建物を建てれば評価が下がって節税効果につながる…ということを頭の片隅に入れておいていただければと思います」
※詳しくはSTEP1へお越しいただければどのように評価額が変わるのかもお伝え致します
ただ、そこにも問題が
先生「この節税対策は工務店さんなどのセミナーでもアパートの建築などをお勧めしているケースが多いんです」
財子「じゃあ融資してもらって家を建てたらいいんだね!」
先生「ただ…」
財子「ただ?」
先生「実際には節税対策にはなっているんですがその中身は「1億円の負債」なんです…。」
財子「ということは!」
先生「利息が発生してしまうんです!それだけでなく家賃を設定していても家賃も年々下がって行ったり、さらに修繕が必要になったり空家になっていくこともあります…節税対策で税金が下がってもそうした出ていくお金まで想定されていないことが多いんです」
財子「えー!どうしたらいいんですか!?」
先生「その点もSTEP4で詳しく説明します」
ラッキー「早く聞きたいな~!」