LHnews/ 相続ニュース

  • 2019.03.26

    【勉強会レポート⑩】相続問題で弁護士に頼むその前に…

    (前回までのあらすじ)

     

    「不動産相続の相談窓口」が開催する相続勉強会に参加した財子とラッキー。

    先生から相続に関して誤解されていることが非常に多い4つを紹介してもらう。

    ※コラムの設定上、セミナー中に対話・討論しておりますが

    実際には私語は慎み下さいませ…(汗)

    もちろん、わからないところがあれば質問は大歓迎ですよ♪

     

     

    ・相続問題はすぐに弁護士?

     

    財子「なにか問題が起きたら弁護士っていうのはあるかも…」

    先生「そうなんです。とても多い誤解ですね。でも、もちろん間違いではないんですよ!」

    財子「じゃあ、どう誤解してるの??」

    先生「遺産分割協議はいろんな問題があります。ただ弁護士に相談すると…

    かなりの確率で裁判に発展しやすいんです。」

     

    ・裁判が起こりやすい?

     

    弁護士のお仕事は、依頼者から相談を受けて

    「あなたの権利はこれだけありますよ」

    「あなたはこれだけもらうことができますよ」というのを教えてあげます。

    相手の方も弁護士を付けて、話合いになります。

    そうなると弁護士同士の権利を主張した争いになってしまう…

    先生が経験上、一番多いのがこのパターンです。

    財子「へぇ…そりゃ、言われてみるとそうなっちゃうよね。」

    先生「もう一つは当たり前ですが、弁護士に依頼しますので手数料等が発生しますので費用がかかってきます。裁判まで発展しても満足のいかない結果になることも多いです。

    仲が良かった家族がバラバラになってしまうリスクもあります。そうなると果たして問題が起こったら安易に弁護士に依頼…というのも間違いではないですが、正解とも言い難いです…」

     

     

    ・表面上の知識&事前の話し合いでOK

     

    財子「じゃあ誰に頼んだらいいの?」

    先生「相続は本来は自分たちの事です。自分たちで勉強し、知識を付けて、自分たちで事前に話し合いをすることが大事です!」

    ラッキー「ここで本来の主題にもつながるという事なんだね!」

    先生「そうなんです!

    ちょっとした知識さえあれば対策はできます。自分たちで話し合いをした結果まとまっているケースがほとんどなんです。…ただもちろん、どうしてもまとまらない事もあります。そんな時に弁護士へ相談するというのが良いでしょう」

    財子「じゃあ、弁護士に頼んでもいいのね?」

    先生「もちろんです!事前の準備と最低限の知識があれば大丈夫です。それでも纏まらなかった、揉めてしまったという場合はもちろん弁護士に依頼していただき、解決してもらうのも手段です。大切なのは最低限のことは自分たちで話し合うということです」

    先生「逆に…相続の事を何も知らないまま相続が発生して、自分たちの主張だけを繰り返し揉め事になる。揉め事になるから弁護士に相談して家族がバラバラになってしまう…。こういう展開になるのは大変もったいないです。相続についての知識をだれか一人お持ちであれば家族で話し合うことができるんです。ですから今日はそのきっかけを作って頂きたいと思ってます。」

    ラッキー「事前に話し合うのって大切だね」

    財子「私も今日は帰って家族会議しなきゃ!」

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