LHnews/ 相続ニュース
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2019.03.29
【勉強会レポート⑪】相続の専門家=税理士?実は…
相続について学ぼうと守口市の「不動産相続の相談窓口」が行う相続セミナーへやってきた財子とラッキー。
相続で誤解されやすい事について先生からのお話。
借金をすれば税金が減る?相続でもめたら弁護士?などの疑問について解決しましたが
今度はどんな誤解を解決してくれるのでしょうか。
・相続の専門家は税理士?
先生「相続についてのアンケート取りますと
相続の専門家と言えば税理士!と思っていらっしゃる方がほとんどですね」
財子「確かに税理士に相談すればOK!って私も思っちゃう…だって税金の事だし」
先生「そうですね。ですがこちらも先程の弁護士さん同様、誤解なんです」
財子「えっ!どうして??」
先生「まず税理士さんのお仕事について考えてみてください。
税理士さんのお仕事といえば法人税の計算ですとか…
財子「そうだよね、そんなイメージがありますね」
先生「次に相続の時に相続税が発生する方って日本の何パーセントいると思いますか?」
財子「えっ、えっ…わからない…80%くらい?(汗)」
・相続税が発生する人は日本全体の8%!
先生「わからないですよね(笑)実は相続が発生するときに相続税が発生する人は日本全体のわずか8%なんです!」
財子「え!?それだけ!?」
先生「割と驚かれる方が多いんです。ほとんどの方が税金を支払わなくていいんですよ。
では先程の8%の富裕層の方に相続が発生するのはおよそ30~40年に1回あるかないかなんです。
ここで1次相続、2次相続という言葉が出てきますがまたの機会にご説明しますね。
そんな8%しかいない人が30~40年に1度しか発生しないのであれば、
それを専門としていては仕事にならないですよね…。
ですから、相続(資産税)を専門に扱っている税理士さんはすごく少ないんです。」
財子「でもいるには居るの?どれくらい?」
・今やレア!?相続を専門とした税理士さん
先生「2018年では税理士さんはだいたい77000人ほどいらっしゃいます。
そのうち相続を専門で取り扱われている税理士さんは全体のわずか5%くらいなんです。
そのうちの60%以上の方が今65歳の定年を迎えられてます。」
ラッキー「そうなんだ…じゃあ現役で相続専門で取り扱ってる税理士さんはかなり少ないね」
先生「弁護士の方同様、勘違いしないでいただきたいのですが
税理士さんを悪く言うわけではないんですよ。
ただ税理士さんは税金の専門家であって相続の専門家ではないということなんです。
なので遺産協議や不動産の相続をどうするか…などの戦略家ではないので、
そこのところご理解いただければ」
ラッキー「税金のことであればやっぱり税理士さんが頼りになるってことだよね。
ならやっぱり相続に関しては自分たちでも最低限の知識を付けていくことが大事だね」