LHnews/ 相続ニュース
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2019.03.16
親の遺産、確定申告は必要?|守口市の専門家が解説
「親から引き継いだ遺産がある」
「確定申告が必要かどうか分からない」
「確定申告の手続きも知らない」
親から引き継いだ遺産の対応にお悩みの方も多いのではないのでしょうか。
今回の記事では、遺産の確定申告の対象やその手続きに関してお伝えします。□確定申告は必要か
遺産相続には相続税が課税されます。
自分が遺産の確定申告をする必要があるか気になりますよね。
相続税については原則的に、確定申告をする必要があります。
しかし、金額的に相続税の申告が必要ない場合もあります。
それは遺産が「基礎控除」の金額以内の財産である場合で、この際に相続税は申告しなくて大丈夫です。
つまり、必ずしも全員に相続税の確定申告が必要ということではありません。□「基礎控除」とは
基礎控除とは、相続税の申告を行わなくてよい一定以内の額のことです。
具体的には故人が保有していた財産のうち3,000万円+( 600万円×法定相続人の数)までは相続税の申告を行わなくて構いません。
したがって、相続税の申告を行う義務があるのは、遺産の総額が基礎控除を上回る場合のみです。
引き継いだ遺産の額が基礎控除内であるかどうか確認しましょう。□確定申告に必要な手続きとは
では確定申告が必要な場合、大まかなにどのような手続きを取れば良いのでしょうか。
*相続税の計算
まずは基礎控除額を計算し、遺産が基礎控除額を越えているかどうか調べましょう。
そして相続税がかかる場合、税率や控除額は取得額などによって変わります。
また実際の税額計算は難しく、時間がかかる作業です。
2月の確定申告の時期になれば税務署の確定申告の相談窓口が設けられるため、相談に行くと良いでしょう。
しかし、窓口で対応できないほどに複雑な場合もあります。
複雑な計算になりそうな場合は、専門家に依頼することも検討してみてください。*書類を集め提出する
相続税の大まかな計算が済んだら、申告のために書類を準備しましょう。
書類は税務署や国税庁のホームページから手に入れることができます。
譲渡所得の内訳書の様に、税務署から(不動産の売却後に)送付されるものもあります。
確定申告書の提出の際に添付します。
また書類は記入後、税務署の窓口あるいはe-taxという電子申告にて提出します。□まとめ
相続税の確定申告は原則必要ですが、基礎控除内であれば対象になりません。
また確定申告の手続きには、計算や書類の準備、記入など時間がかかります。
相続税の確定申告に関して疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。