LHnews/ 相続ニュース
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2019.04.19
【勉強会レポート⑯】一般葬と家族葬、どちらがお得?
相続について学ぼうと守口市の「不動産相続の相談窓口」が行う相続セミナーへやってきた財子とラッキー。
相続についての用語や法定相続分の計算方法あんど、基本的な知識を先生から学ぶ。
今度はどんな誤解を解決してくれるのでしょうか。
・一般葬も家族葬も価格が変わらない?
先生「今回は相続に対する認識にあたり、葬儀についても学んでいただきます。」
財子「葬儀かぁ…」
先生「全国の葬儀代金は平均200万円くらいと言われています。実はこの平均200万円というのは今から15年前まで遡っても全然変わっていないんです。」
財子「そうなんだ。最近はあまり華美なお葬式とか少なくて家族葬とか小規模な葬儀が多いイメージなのに」
先生「家族葬というのがよく執り行われているのが、ここ10年です…なのに結局一般葬とほとんどお値段が変わっていないのはどうしてなのか?気になりませんか?」
財子「家族葬も一般葬もあまり価格が変わらないってこと?どうして?」
先生「実際に祭壇を大きくすれば高くなりますが一般葬も家族葬も別に祭壇を大きくする必要がないんですね…なので祭壇のお値段を変えず、内容も変えず、一体どこを変えればいいのかというと【粗供養等】なんです」
・変えられる価格は粗供養のみ
財子「粗供養??」
先生「例えば…一般葬しても家族葬してもお寺さんにお布施する金額は変わりますか?」
財子「か…変わらないんじゃないかな!?」
先生「そうです、変わらないですよね?祭壇も規定がありますので大きくしなければ(お花の量など)お値段は変わらないんです。一般葬でも家族葬でも変えられないものが多いです。
…では何が変わってくるのかと言うと、皆さんお通夜告別式に参加したときに通夜礼状や会葬礼状などもらいますよね?それに加えまして粗供養【通夜なので喉を通るもの=お茶や紅茶製品など】、【告別式の時は形に残るモノ=タオルなど綿製品】がありますよね。
つまり=300人集まれば30万円の費用が掛かります。
お通夜で30万告別式で30万…この60万を計上するかしないかで一般葬も家族葬もお値段変わりないんです。」
・節約のつもりが蓋を開けてみれば
先生「では一般葬の方がぐっと費用が安くなるのは何故か…
それは皆さんお付き合いの程度で3000円~5000円をお香典を包みますよね。そのお香典の中にご自身の会葬礼状が通夜と告別式に2000円入ってるんだと、残った1000円が扶助の製品ということでお葬儀代にあててもらおう…と言う事なんです。この差額は実際に全国のお葬儀代、ここ10年変わっておりません。」
ラッキー「実際には一般葬も家族葬も値段は変えようがないんだね」
先生「家族葬が注目されてここ10年…でも蓋を開けてみれば、全然値段は変わっていないんです。まれに「火葬だけ」とかそういったものありますけど一般的なものであれば一般葬も家族葬もほとんど変わらないというのが現状になります。」