LHnews/ 相続ニュース
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2019.04.28
相続放棄をしたい守口市の方へ! 相続放棄の判断基準をお伝えします!
「相続放棄をしたいけど、どういう基準で判断すれば良いんだろう?」
皆さんの中にはこのようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
相続に関する権利を失う相続放棄。
本当にしていいのかどうかなど、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、相続放棄における判断基準をご紹介します。
この記事を参考に、相続に関する問題を減らしませんか。□相続放棄をする判断基準
*被相続人の資産調査
まずは、被相続人、あなたに引き渡される財産を所有している人の資産と負債を調査しましょう。
相続放棄を行うと、被相続人から財産を引き継ぐ権利がなくなります。
預貯金や不動産といった資産よりも、借金や滞納金といった負債が多ければ、相続放棄を実行するのが良い方もいらっしゃるでしょう。
財産調査をすることで正確な資産、負債の状態を確認できます。
被相続人から何をどれくらい相続できるのかを正確に把握してから、相続放棄の判断をするようにしましょう。*被相続人の生命保険の調査
次に、被相続人が生命保険に加入しているかどうかです。
相続人が生命保険の受取人とされていれば、その金額は相続人固有の財産として扱われます。
つまり、被相続人の財産ではないため、相続放棄をしても生命保険を受け取ることができるのです。
ただ、相続放棄をしても生命保険が『みなし相続財産』として扱われれば、相続税を払う必要があります。
税金に関しても目を向けておきましょう。*保証人
続いて、保証人かどうかです。
相続人が被相続人から相続するのは財産だけではありません。
被相続人が保証人となっている場合、それも相続人が相続するのです。
遺産相続後に債務者が借金を返済できなかった場合、残った借金は保証人である相続人に返済義務が発生します。
相続と言うと財産にだけ目を向けてしますが、それ以外にも引き継がれるものがあるのです。
相続放棄をすれば、保証人の義務を相続しなくても済みます。
財産だけでなく、被相続人が保証人かどうかについても確認しておきましょう。*ご家庭の事情
最後は、ご家庭の事情です。
相続人が多かったり、複雑な問題をお持ちだったりするのであれば、相続放棄を選ぶことも方法の1つではないでしょうか。
相続放棄をすることで、被相続人の財産をどのように分与するかといった問題から、関わりを経つことができます。
相続に関わりたくない方は相続放棄を検討してみてください。□おわりに
今回は相続放棄における判断基準とそれぞれの注意点をご説明しました。
被相続人の状況を正確に確認してから、自分への影響などを考慮し、相続放棄をするかを検討しませんか。